春のヘッドフォン祭2014 その2

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2014-05-11 12.15.06

ヘッドフォン祭2個目の記事では11階と13階で試聴したものをご紹介。

 

 

 

 

11階ではSHUREのSE112、Etymotic Researchのhf5を試聴しました。SHUREのSE112はダイナミック型でケーブル交換はできなくなりました、価格は5000円前後と安くSHUREのイヤホンの中でもエントリーモデルに位置するイヤホンです。

 

 

装着感は良好。さすがSHUREのイヤホンです。全くストレスなく耳に収めることができます。さらに音質の方も良好で、iPod付属のイヤホンじゃ物足りない、でもSE215買えるだけのお金を出すのはちょっと…という人への定番イヤホンになりそうです!私が試聴した限りでは、極端に低域寄りだとか、高域寄りだとかいう感じはしなかったので、SE112はまさにこれからイヤホンをステップアップしていく人たちの入り口となりそうな製品ですね。5000円という低価格ですが、音質、質感、装着感すべてが高くまとまっています。すでに高級イヤホンを持っている人のサブ機(イヤホンにサブ機が必要なのかどうかは別として)にも良さそうですね!私もひとつ欲しいです!

 

 

hf5はなんで今さら、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、何故かと言うと私の周りで1万円以下でオススメのイヤホンを教えてくれ!という声が多く、hf5はまさにそういった要求に応えうるイヤホンだと思ったからです。hf5の特徴は3段フランジのイヤーピースと、ダイナミック型とは思えない繊細なサウンドです。hf5もまさにEtymotic Researchの音!というような、Etymotic Researchの一貫したキャラクターを持っています。低価格で評価の高いイヤホンはそのメーカーを代表する上位機種のDNAを持っていることが多いですね。音の解像感も、BA型とまでは言えないまでも一瞬BA型と錯覚してしまうような解像感の高い音を奏でてくれます。音のバランスについては他でも言われているとおりダイナミック型ですが低域の量は少なめ、どちらかと言うと高域寄りです。しかし、言うまでもないですが低域は出ていないわけではなく量が少ないというだけです。よく聴くとしっかり低域も鳴らしてくれています。もしこれで低域がボンボン出ていたらこれはEtymotic Researchの音じゃない!となりますし、そういった意味でEtymotic Researchは上手いことユーザーの求めるサウンドに調整してくれていますね。今使ってるイヤホンじゃ音の細かさが足りない!私はもっと音楽を分析的に楽しみたいんだ!という方のステップアップにオススメなのではないでしょうか。その先にはER-4Sが待っています。一応注意して欲しいのは低域がズンズン欲しい人が買うべきイヤホンはこれではないです。

 

 

 

そして13階です。13階ではトップウイングのブースでnano iDSD、HM802、バイオスケールのブースでMMCX端子用交換ケーブル2種(名前忘れました…)を試聴しました。

 

nano iDSDはiPhone4からカメラコネクションキット経由で試聴しましたが、S/N比、解像度ともに良く、3万円以下でDSD対応というスペックは非常に魅力的で、これもまた私が欲しい製品の一つですただ、これをポータブルするとなるとカメラコネクションキット経由で、しかもUSB A-USB Bのケーブル付きとなってしまうのでかなり煩わしくなりそうではあります。しかしiOSデバイスの優秀なUIとハイレゾ音源・DSD音源再生能力が組み合わさればまさに夢のような環境が出来上がるのではないでしょうか。

 

 

 

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トップウイングのブースではHM802を試聴しました。すでにHM901を持っているのですが…。HM802はDACチップにWM8740を使用しているとのことでHM901の角をとったような、しかし解像度の高い、HM901よりも親しみやすい音だと感じました。グレーの筐体もなかなかカッコイイですね。

 

それともう一つ、トップウイングブースの方にHM901の正しい充電方法を聞いたのですが、どうやら電源を切った上で充電器につなぐのが正しいらしいですね。今まで電源を切ってはダメなのかと思って電源オンのまま充電していました…。充電器の緑のランプが点灯していれば正しく充電されているそうです。なんですが…私のHM901はそれでも充電されていないことがあります。なんなんでしょうか…。

 

 

バイオスケールのブースでは名前は忘れてしまったのですがMMCXコネクタのケーブル2種を試聴しました。一方は以前から販売されているようでケーブルが太く、取り回ししづらそうに感じましたが音質は素晴らしく、UE900で試聴したのですがすべての帯域がグレードアップした感じがしました。2番目に視聴したフラットタイプのケーブルは、取り回しはしやすそうでしたが一つ目よりは好みじゃないかな、と感じました。これは好みの差だと思います。もうひとつ、バイオスケールブースの方に以前フジヤエービックで販売していたHM901用MMCXコネクタバランスケーブルの再販はないのか尋ねたところ、フジヤエービック販売分は終了してしまったがbispaのサイトの問い合わせフォームから問い合わせれば特別にフジヤエービック販売分と同じ値段で作ってくれるとのことでした。なかなかHM901用バランスケーブルは少ないので(AK240はいっぱいあるのに)、HM901ユーザーはひとつ持っておいて損はないと思います。AK100II、AK120IIの発売によってますますHM901式のピンアサイン採用ケーブルは少なくなりそうですね。AK240のピンアサインからHM901のピンアサインへの変換コネクタとか欲しいです。

 

 

 

次回、14階と15階編です!(記事を書くモチベーションがあれば

 

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