今年も春のヘッドフォン祭へ行ってきました。
昨年秋のヘッドフォン祭は天候が悪かったようですが(覚えてない)、今回のヘッドフォン祭は天候に恵まれましたね。暑いくらいでした。また、会場も4年ぶりに中野サンプラザでの開催となりました。青山の会場より各ブースが広くとれていた気がします。ただ、一日目は入場待ちの列がかなり長くなっていたようなので、次回からは改善してほしい部分ですね。
私は二日目のみの参加で一日目と混雑の比較ができないのですが、二日目も各ブース混み合っていました。私は12時半頃入場しましたが、特に14階は人気のブースが多いようで、14時頃になるとちょっと視聴をためらうくらいには混んでいました。
今回はHM901入手後初のヘッドフォン祭だったので、主に気になるイヤホンを中心に試聴していきました。
さて、エレベーターに乗ってまず向かったのは6階です。ここでは、各ブース広めの部屋が割り当てられていて、ゆったり試聴することができました。ここでは、IE800、Ultrasone IQ、TH500RP、HE-400i、HE-560、あたりを試聴しました。
まずIE800ですが、HM901との組み合わせでは高域が刺さりすぎる感じがしました。ダイナミック型ですが、解像度高めで低域も引き締まっており量も多いわけではないので、HM901のエネルギッシュで硬い音と組み合わせると低域少なめで高域多めのサウンドになりました。
Ultrasone IQは、ダイナミック型とBA型のハイブリッドらしい、低域の量も十分で高域もそれに負けない存在感がありますが、IQ自体の個性がかなり強いのでHM901と組み合わせてどう、と言うのが難しいです。IQはいわゆるモニターサウンドとは逆の楽しげなサウンドが特徴的で、たしかにUltrasoneの得意な三次元的な音はするのですが、そもそもIQ自体の音が好き嫌いのはっきり分かれそうな音だと感じました。私はIQのサウンドは高音質DAP繋いでじっくり聴くより、普段使いのiPhoneなどに繋いで気軽に聴くほうが合っているのではないか、と思います。しかしIQには不思議な魅力がありますね。
6階ではその他にもTH500RPやHE-400i、HE-560等のヘッドホンを試聴することができたのですが、一つづつじっくり書くと長くなってしまうので短めに…
FOSTEXのTH500RPはHM901直で試聴してみましたが、余計な音がない解像度高めのサウンドが特徴的でした。音の立ち上がりがはっきりしていたように思います。この後にhifimanブースでHE-560を試聴したのですが、個人的にはTH500RPの方がフラットな音で好みでした。ただ、音楽の熱を感じたいならHE-560だと思います。クールでフラットなTH500RP、熱くて楽しいHE-560といった感じでしょうか。HE-400iは、低価格で平面駆動型としては能率の高いヘッドホンのようですが、HE-560と比較してしまうとどうしてもHE-560の方が一枚も二枚も上手というような印象を受けました。hifimanのブースではアンプに繋がれていたのですが(HE-560と音量が連動)、HE-560を試聴している方が音量を上げると、HE-400i側はかなりの音量になってしまうのですが、その際にドライバーの限界なのか、音が歪んでしまっているように感じました。しかし、かなり音量を上げた状態だったので、普段使う音量であれば問題なさそうです。ただ、あまり長く試聴できていないので、HE-400iについてはあまり自信ないです。是非自分の耳で聴いてみてください。
hifimanブースでもう一つ気になったのは、HM901/HM802用のドックです。随分前から発表はされていましたが、今回hifimanブースの人の話によると、今年中には発売したいとのことでした。私もHM901ユーザーですので、発売が待ち遠しいです。hifimanブースでは、HM901/802ユーザーの方に向けてノベルティが配られていました。
今回はここまでです。ちょっとこの調子でいくと最後まで書くのに相当時間がかかってしまいそうなので、次回からはもうちょっと容量削減でいきたいと思います…(ヽ’ω`)