HM-901だったりUE5Proだったり

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UE5Pro

ここ最近で自分のポータブルオーディオ環境がガラッと変わりました。自分用のメモという意味も込めて、書いておきたいと思います。長いです。

まず、UE5Proを購入しました。憧れのカスタムIEMです。それまでメインで使用していたUE900は、音は気に入っていたのですがどうも装着感が良くなく…。UE5proはUE900とはまた違った音の傾向で楽しめています。なによりカスタムですし、装着感は段違いです。後で詳しくレビューしたいと思います。

 

それから、実は去年のヘッドホン祭の際にAK100 B-specを購入していました。AK100 B-specはフジヤエービックによるオリジナルモデルで、改造は武蔵音研が担当しています。素のAK100との違いは光入力端子が同軸出力端子を兼ねていることで、AK100改とかと言われてるものとも少し違います。

それから約4ヶ月間AK100 B-spec + オヤイデ COAX-R2M みじんこシグネチャーモデル + D12hjの組み合わせで使っていましたが、2年半以上使用しているD12hjの端子がライン入力同軸入力ともに端子がガタガタになってしまい、ポケットに入れた状態では揺れるたびにノイズが乗ってとても聞いていられない状態に…。

それ以降AK100単体で使用していましたが、UE5proやUE900と組み合わせるとどうしてもパワー不足感があり、特にUE5proは低域の再生能力には余裕があるのに、AK100側が鳴らしきれていないような状況でした。

そのため、単体でもそれなりにパワーがあり、かつハイレゾ対応しているプレイヤーを探した結果、AK120、HM-901、HDP-R10、NW-ZX1の4つに絞りこみました。AK240は高すぎるので除外です。

試聴は秋葉原のeイヤホンで行いました。イヤホンはUE5proです。

 

  • AK120

まずAK120ですが、音の分解能が高く、非常にフラットでクールな音がします。どこでなんの楽器が鳴っているのか、分析的に音楽を聞きたいならコレを選んでまず間違いないといった印象でした。本体のサイズが小さいのも魅力的です。

 

  • HM-901

次はHM-901です。これはまず手持ちの音源を認識させるのに時間がかかりました。OSがとても不安定で、すぐフリーズするし何度も再起動します。しかし、肝心の音は誰が聴いてもパッと聴いて音が良い!とわかるような音でした。音の分解能は高いのですが分析的な音ではなく、音楽の美味しい部分を上手に聴かせ、そのうえで解像感もあるという感じです。あくまで音楽が先、という印象です。本体は大きく、持ち運ぶ気になる限界の大きさだと感じました。

 

  • HDP-R10

次はHDP-R10、本体の大きさはHM-901位です。まず音を聴く前に動作がモッサリすぎてコレはないかな…。となってしまいました。OSはAndroidですが、CPUが貧弱なのかタップしてから反応するまでにかなり長い時間待たなければなりません。一度曲をタップして、あれ?ちゃんと押せてなかったのかな?と思ってもう一度タップしようとする頃に画面が遷移します。ただし、音は良かったと思いますが…それどころではないといった感じでした。

 

  • NW-ZX1

最後にNW-ZX1、こちらもOSはAndroidを搭載していますが、HDP-R10と比較するのがかわいそうなくらいサクサク動きます。最近のスマホ程ではないにしてもイライラは感じないレベルです。こちらはSDカードスロットがなく手持ちの音源を聴くことができなかったのですが、S/N比も良く丁寧にまとめられた音、という印象でした。正直これまで挙げてきたプレーヤーと肩を並べる音かと聞かれたらそうでない、と答えます。当たり前ですがウォークマンの音の延長線上にあり、ずば抜けて音が良いということもないのですが、製品の大きさや質感、使いやすさはこれまで挙げた製品の中で一番でした。

 

これらをひと通り聴いた上で最終的にAK120とHM-901まで絞ったのですが、ここからが悩みに悩みました。だってどちらも音の方向性は違えど音のレベルは行くとこまで行ってるんです。

 

 

 

結局、HM-901を選びました。決め手は、メインで使うUE5proの能力を最大限まで引き出していると感じたこと、試聴してこれはHM-901にしか出せない音だ、と感じたことです。正直どっち買っても幸せだったと思います。AK120は優等生タイプ、HM-901は天才タイプです。はい。何を言ってるか分からないですね。

こんな感じでHM-901をしばらく相棒にすることが決まったわけですが、なかなか手のかかる子です…。大事に使っていきたいと思います。

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